ビチレブ島、バヌアレブ島に続き、フィジーで3番目に大きな島「タベウニ島」。なんだか印象的な名前の島ですね。
タベウニ島は、フィジーの東側エリアにあり、自然あふれるとてものどかな島。今回は、観光地としても人気のタベウニ島の魅力をご紹介します。
目次
ガーデン・アイランド TAVEUNIの魅力
自然に囲まれたタベウニ島は、リゾートとは一味違うフィジーの魅力がたっぷり。
ココナッツのプランテーションが盛んだったため、一面のココナッツ畑が広がるエリアもあり、またフィジーの西部エリアと比べ降雨量が多いことから、様々な熱帯植物をみることができます。
のんびりと自然を感じるには最高の島でしょう。
素晴らしい星付きのリゾートホテルなどももちろんあります。その一方で、タベウニ島に住む現地人の多くがフィジー系の国民(フィジーにはインド系フィジー人も多くいます)で、昔ながらの島の暮らしが垣間見えることも。
タベウニ島観光の見どころ5つ
フィジーの国花であり、世界でここでしか咲かない花といわれる「タンギモウジア」や、日付変更線の跡地など、タベウニには観光の見どころもたくさんあります。
1. ボウマの滝
タベウニ島の代表的な観光スポットでもある「ボウマの滝」。
正式には、ボウマ国立遺産公園(Bouma national heritage park)にある、タボロの滝(Tavoro waterfalls)といいます。
滝に行くまでには、熱帯のジャングルの中を進むウォーキングコースを進みます。時期によってはさまざまな熱帯植物や花々が目の前に広がり、ビューポイントからは壮大な景色を眺めることができるでしょう。
しばらく歩いて行くとダイナミックな滝とご対面。滝壺で泳ぐこともできます。着替えるスペースもありますが、あらかじめ水着を下に着ていくといいかもしれませんね。
ちなみにこのウォーキングコース、頂上までにはいくつかの滝がありますが、1番最初に出てくる滝がいちばんインスタ映えすると思いますよ!
2. ガイアツリー・サンクチュアリ
カナダ人カップルのオーナーが建てたオーガニック庭園&レストラン。
まさに、地上の楽園にあるエデンの園です。
フィジーの薬草やスーパーフードが植えられた綺麗な庭園を散策し、さらに、そこから採れた野菜やスパイスを使ったベジタリアンランチコースを楽しめる「トロピカル・スパイスガーデン・ガイドツアー」は必見!
うっとりするほどの景観と、自然との調和を全身で感じられる1日になります。
とってもとってもおすすめです。
3. ワイタバラ天然ウォータースライダー
急流を流れるスリル満点の天然ウォータースライダー。タベウニでローカルガイドについてもらうと、よくおすすめされる場所です。
もちろん無料ですし、良い経験になるので、アウトドア派の方は挑戦してみては。
ただし、人工的に作られた場所ではなく、ちょっとした茂みの中に現れる急流の川というだけです。
岩は角が取れていますがかなり滑りやすいため、ケガには十分にお気をつけください。
また、観光客を狙った置き引きなどの危険性もあるので、貴重品の管理はしっかりと。
4. 日付変更線跡地
日本は極東の国と言われたりもしますが、太平洋には日本よりもさらに東の国がいくつかあります。フィジーもそのひとつで、なんと昔はこのタベウニ島に日付変更線が通っていたのです(今ではサモアの東の海上になっています)。
島の西側と東側で日付が1日違うなんて、生活するのにだいぶ不便そうですよね……。
タベウニ島には、当時の日付変更線が通っていた場所に看板が立てられていますので、ぜひ見に行ってみてください。
5. タンギモウジア湖

幻の花ともいわれる「タンギモウジア」。タンギモウジアはフィジーの国花でもあります。現地の人の間には古くからタンギモウジアにまつわる伝説も伝えられ、フィジーにとって非常に重要な意味を持つ花です。
実際にタンギモウジアがみられるのは、世界中でもここタベウニ島のタンギモウジア湖のみ。さらに、11〜12月ごろが見頃となり、開花期を逃すと見ることができません。
また、タンギモウジア湖は、標高823mの場所に位置しており、そこまでは舗装もろくにされていない熱帯の中をひたすらハイキングしていきます。これがかなりキツイ。
それでも、ここでしか見られないものがあります。
体力に自信のある方はぜひ、ちゃんとした装備と計画をもって挑んでください!
このほか、海ガメやサメも見られるスキューバ・ダイビングや、海岸沿いを歩けるトレッキングコースなど、タベウニは自然と共に過ごせる観光スポットが満載です。ぜひお気に入りを見つけてくださいね。
CHECK!
タベウニ島への行き方
本島からタベウニへは、飛行機、またはフェリーで行くことになります。
飛行機は早いけど高い、フェリーは安いけど不便です。
飛行機でいく場合
ナンディ国際空港からだと約1時間半のフライトで、料金は約F$300、スバからだと約1時間のフライトでF$200程度の料金がかかります。
フェリーでいく場合
フェリーはスバの港から出ています。
MV Lomaiviti Princessという会社で月曜日、金曜日に運行しています。18時にスバを出航し、翌日の朝にタベウニ島の港に到着します。料金は約F$75です。
タベウニ島内は交通手段が少ないので注意
タベウニ島は観光スポットもたくさんあり魅力的な島ですが、田舎ゆえバスの本数も少なく、しっかり計画しないと大幅に時間をロスしてしまう可能性があります。
しかし、近代化が進むフィジー本島とは違い、昔ながらの島の暮らしや豊かな自然が存分に楽しめる、とっても美しい秘島です。
地元の人との交流も楽しみながら、色々なところを観光してみてくださいね。