参照元:https://www.fbcnews.com.fj/world/pacific-islands/png-region-votes-overwhelmingly-for-independence/
パプアニューギニアにはブーゲンビル州という自治州があります。2019年、パプアニューギニアからの独立に向けた投票が行われ、賛成多数という結果になりました。
投票の選択肢は、「今よりも多くの権限のある自治」、または「パプアニューギニアからの完全な独立」の2つがあり、全体の約98%が独立に投票したとのことです。
今回の投票はパプアニューギニア政府によって承認されましたが、この結果には拘束力がないため、即独立や自治権の広がりがもたらされるわけではありません。しかし、この圧倒的な勝利はブーゲンビル州の独立に近づく大きな一歩となるでしょう。
ブーゲンビル州(ブーゲンビル島、ブカ島、他小島)の人口は約30万人です。その中で、今回の投票に登録されたのは、20万6,731人でした。
投票数は合計で18万1,067票が投じられ(投票率87.59%)、内訳は以下のようになっています。
- 独立に投票 17万6,928人
- 今以上の自治権 3,043人
- 非公式または無効 1,096人
住民投票の結果は、ブカ(州都)にて住民投票委員長である元アイルランド首相バーティ・アハーンにより発表されました。
ブーゲンビル自治州大統領ジョン・モミスは、「今、少なくとも心理的に、私たちは解放された」と発言。また、ブーゲンビリアに住むアレクシア・バリアさんは、AFP通信社の取材に対し、「幸せなんてものじゃありません。私の涙が見えるでしょう。この瞬間こそ私たちが待っていたものです」と語りました。
ブーゲンビル独立住民投票の背景
ブーゲンビルは経済的な不満から1988年から1997年の9年間に独立戦争を起こしています。戦争が終結した際には、ブーゲンビル平和協定が結ばれ、自治政府の創設と、将来独立のための住民投票が行われることが約束されました。
パプアニューギニアの植民地時代においても、ブーゲンビルは前哨基地となっていたそうです。 1975年のパプアニューギニア独立の際、ブーゲンビル州も独自で国家樹立を目指しましたが、その目標も果たされずに終わりました。


