「フィジーに旅行や留学に行くとき、いったいいくらぐらいお金が必要?」というのは多くの人が悩むポイントですよね。
今回は、これからフィジーに行こうかと検討している方のために、シチュエーション別にだいたいどれぐらいの費用がかかるかを計算してみたいと思います。
予算を決めるときの参考にしてみてください。
フィジーの通貨は「フィジードル」
費用を考える前に、まずフィジーの通貨と物価を確認しておきましょう。
フィジーの通貨単位は「フィジー・ドル」、そして補助単位は「フィジー・セント」です。
2018年3月16日のレートでは、1フィジー・ドル=52.51円。
このレートを参考に10000円をフィジードルにすると、だいたい190フィジー・ドルになります。
ちなみに、紙幣は全部で6種類
100ドル、50ドル、20ドル、10ドル、7ドル、5ドルがあります。
硬貨も同じく6種類
2ドル、1ドル、50セント、20セント、10セント、5セントがあります。
フィジーの物価
フィジーの物価は、おおざっぱに言って日本の50〜70%ぐらい。
たとえば、フィジーの大衆食堂では、大盛りのランチでも5〜7ドル程度で食べることができます。
国内の移動手段のメインはバスかタクシーになりますが、
タウンバスなら、1〜2ドル
長距離バス(ビチレブ島を横断するぐらいの距離など)は、10ドル前後
タクシーも、日本の約1/3〜1/2ぐらいの値段で利用できます。
ミネラルウォーターは2〜3ドルとちょっと高め。炭酸入りのジュースの方が安いです。
フィジーの物価はどれぐらい安い?7つ角度から物価を徹底検証
なお、アクティビティ料金や観光客が多くいくようなリゾートエリアの物価は、現地の人が暮らすエリアとはかなり違います。日本より高く感じることもあるかもしれません。
フィジー旅行予算はどれぐらい?
フィジー旅行の予算は、ツアーにするのか、個人旅行か、そして滞在期間や現地での行動などによって大きく変わります。
参考として、大人1人で6泊8日の個人旅行という場合を考えてみましょう。
費用の内訳は以下の通りです。
- 交通費(航空券代+現地での移動費)
- 宿泊費・ホテル代
- 食事にかかる費用
- 観光・アクティビティにかかる費用
- ショッピングやお土産にかかる費用
交通費
項目 | 費用 |
---|---|
フィジーまでの往復航空券 | 9万円 |
現地での移動費(バス・タクシーなど) | 1万円 |
交通費は全てあわせてだいたい10万円ほどかかります。
飛行機のチケットは、時期によっても大きく変わるので、こまめにセール情報などをチェックすると良いでしょう。
宿泊費
ホテルの値段は、グレードによって大きく変わります。
1泊あたりの料金は、
バックパッカーなどの安宿で1000円程度〜、
シティホテルなどスタンダードクラスのホテルだと、約3000円〜5000円、
高級リゾートホテルでだいたい1万円〜3万円です。
今回は、ちょっと奮発して1万円×6泊=6万円で考えてみます。
交通費とあわせると16万円になります。
食事代
続いて食事代ですが、朝食は宿泊するホテルについている場合が多いため、ランチ・ディナーの費用で考えてみましょう。
初日と最終日はフィジー現地での食事ではないので、6日分×2食で12食。
昼はだいたい500円〜1000円、夜は1000円〜2000円程度でまあまあいいものが食べられます。
1食1000円と考えて、12食で1万2000円ですね。
となると、ここまでで17万2000円になりました。
これが、最低限必要なお金。
その他、ショッピングやお土産、観光やアクティビティなどで追加資金がかかってきます。
観光
参考として、以下にアクティビティなどの目安料金をまとめました。
項目 | 費用目安 |
---|---|
離島デイクルーズ | 1万円〜2万円 |
半日観光ツアー | 4000〜1万円 |
1日観光ツアー | 1万円〜2万円 |
スパ・マッサージ | 5000円〜1万円 |
スキューバ・ダイビング体験 | 1万〜1万5000円 |
水上ヘリコプター観光 | 5万円 |
スカイダイビング | 3万〜5万円 |
この他にも、シュノーケリングやヨット、釣り、植物園や泥温泉への観光、文化体験やヴィレッジツアーなどなど、フィジーではさまざまな観光が楽しめます。
というわけで、何をするかによって予算は変わりますが、個人旅行であれば、合計で20万〜25万円程度の軍資金で十分に楽しめるのではないかと思います。
【2019年版】フィジーに行くならここ!おすすめ観光スポット20選
フィジー留学の費用
続いて、フィジー留学の予算を考えてみます。
フィジーは、欧米への留学と比較すると1/2〜1/3の値段で留学することができることから、幅広い世代に人気の留学先です。
留学にかかる費用には以下のようなものがあります。
- 往復航空券代金
- 学費(入学金・授業料)
- 宿泊費
- 食費
- その他生活費・交際費
- ビザ申請料
- 保険料
- 留学会社への手数料
実際には、どのぐらいの期間行くのかによって費用が決まりますが、だいたい以下のような費用を目安に考えると良いかと思います。
留学期間 | 費用目安 |
---|---|
3カ月 | 50〜60万円 |
6カ月 | 70〜80万円 |
12カ月 | 100〜120万円 |
フィジーでは人件費が安いので、学費や宿泊費・生活費などが他国と比べて安くなる傾向にあります。
日本国内の私立大学や専門学校に行こうと思ったら、学費だけで年間100万円ぐらいはかかる、ということを考えるとかなりお得感があるのではないでしょうか。
フィジー留学については詳しくまとめた記事がありますので、こちらも参考にしてください。
【完全版】フィジー留学|費用・英語力・フィリピン留学との違い・語学学校は?
お金はどうやって持って行く?
日本からフィジーにお金を持って行くには、主に次の4つの方法があります。
- 現金を両替する
- クレジットカード
- 国際デビットカード
- 国際プリペイドカード
いずれの方法も、海外の通貨に変えなければ使えないので、為替手数料や事務手数料がかかります。
多くの現金を持って行くのは防犯上あまりおすすめできませんので、現金は数日分、それ以外はクレジット払いや現地のATMで引き出せるカードなどと併用するのがいいと思います。
お金の使い過ぎにはご注意を
フィジーに限らず、海外に行くときは非日常の生活となり、気が大きくなりがちです。
衝動買いが増えたり、あれこれやりたいと思い、散財してしまう人も少なくありません。
お金を使いすぎて帰国後大変な思いをした……なんて事にならないように、計画的なお金の使い方を意識しましょう。
防犯対策も欠かさずに
フィジーは比較的治安の良い国とはいえ、スリなどの軽犯罪は多く、近年ではクレジットカードのスキミング被害なども増えているようです。自分のお金の管理には十分に注意してください。
- 大きめの現金を持ち歩くときには、常に身の回りに注意を
- お金を数カ所に分けて持ち歩く
- ATMを使うときはなるべく周りに人のいないときに
- 持っていくカード会社の緊急連絡先を控えておく
- 詐欺にあわないためにうまい話には乗らないようにする
- タクシーなどのぼったくりにも気をつける(事前に料金を確認するなど)
このような注意事項をしっかりと守って、安全に楽しく旅行や留学を楽しみましょう。