フィジーって名前は聞いたことあるけど、場所はわからない。そんな人は多いのではないでしょうか。
これから旅行などでフィジーへ行こうと思っている人は、ざっくりとでも場所を把握しておくといいですね。ここでは、フィジーの地理と、各エリアの特徴をご紹介します。
目次
フィジーはオセアニア地域に位置する島国
フィジーは南半球のオセアニアにある島嶼国です。
場所は、オーストラリアの右、ニュージランドの上というとわかりやすいかもしれませんね。
国土は約18,270平方kmで、四国と同じぐらいの大きさです。
メラネシア地域の最東端にあたる国で、周りには、トンガ、サモア、バヌアツ、ニューカレドニア、ウォリスフツナなどがあります。
日本からの距離は約7000km。
これまでは経由便で行かなければなりませんでしたが、2018年7月に直行便が就航開始され、旅行先としても再燃しています。
温暖な気候に珊瑚礁の海!まさに楽園という言葉がぴったりのフィジーは、非日常を味わうにはもってこいのリゾート地です。
直行便で行く場合は、片道約9時間かかります。時差は+3時間です(サマータイム時は+4時間)。
フィジーへの直行便は2018年7月から【最新版】日本からの行き方まとめ
フィジーは昔イギリス領でしたが、1970年に独立し、イギリス連邦加盟国となっています。
国民の約9割が英語を話すため、近年では語学留学先としても注目されていますね。
各エリアの特徴
フィジーは約330の島で構成されています。ちなみに、「フィジー島」という島はありません。
次に、フィジーにある代表的な島とエリアを押さえておきましょう。
ビチレブ島(Viti Levu)
フィジー最大の島。Viti=フィジー、Levu=大きいの意。直訳すると「大きいフィジー」って、そのまんまですね(笑)。
直行便が到着するナンディ国際空港は、ビチレブ島の西に、フィジーの首都スバはビチレブ島の東に位置します。
ビチレブ島は旅行・観光の拠点となる場所でもあり、また現地の人の生活や経済の中心地でもあります。
バヌアレブ島(Vanua Levu)
フィジーで2番目に大きな島。Vanua=土地、Levu=大きいの意。
北側のランバサ、南側のサブサブが主な都市。
ビチレブ島ほど近代化されておらず、のんびりした雰囲気の島です。
真珠母貝の養殖なども盛ん。世界中のセレブが訪れる高級リゾートも多くあり、「Hidden Paradise(秘境の楽園)」などとも呼ばれます。
タベウニ島(Taveuni)
バヌアレブ島の南東に位置する、フィジーで3番目に大きな島です。
かつて日付変更線が通っていた極東の地。世界一早い朝を迎える場所です。
タベウニ島には観光資源も多く自然豊かで、「グリーン・アイランド」という愛称もあるほど。
オバラウ島(Ovalau)
ビチレブ島からフェリーで東に1時間のところにあるオバラウ島。
オバラウ島の東部にあるレブカは、英国様式の古い建物が多くある歴史的な街。イギリス領になった1874年から1882年まではフィジーの首都となっていました。2013年にはフィジー初の世界遺産ともなり、さらに注目を集めています。
ママヌザ諸島(Mamanuca Islands)
フィジー西部の比較的降雨量の少ない島々。約20の島から構成されており、高級リゾートが多く、観光客にも非常に人気です。
最高級のラグジュアリーホテルから、お手頃リゾートまで揃っているので、予算や好みに合わせていろいろ選べますよ。
ヤサワ諸島(Yasawa Islands)
ママヌザ諸島の北側に縦に伸びる、7つの島から成る諸島群。海の透明度が高く、まさにリゾートのイメージそのままの青い海と白い砂浜が目の前に広がります。
ビーチリゾートの恩恵をたっぷり受けたい人におすすめ。
カンダブ島(Kadavu)
ビチレブ島の西側にある島。どちらかというとマイナーな島ですが、世界のダイバーたちが憧れるフィジー有数のダイビングスポットでもあります。
ラウ諸島(Lau Group)
フィジーの極東に位置する小さな島々。
ラウ諸島は、むかし隣国のトンガ王国に征服されていた時代がありました。そこからトンガの影響を強く受け、文化も本島と異なるところが多くあります。